
お気に入りのお洋服を洗おうとしたとき、「この洗濯 表示ってどういう意味なんだろう?」と手が止まってしまった経験はありませんか。
いろいろな記号が並んでいて、なんだか暗号のように見えてしまいますよね。
お洋服をキレイにしたいだけなのに、縮んだり色落ちしたりするのが怖くて、結局いつも同じ洗い方になってしまう…という方も多いかもしれません。
実は、たくさんの種類があるマークをすべて丸暗記する必要はないんです。
たった5つの基本記号と、ちょっとした法則を知るだけで、誰でも簡単にお洋服の正しいお手入れができるようになります。
この記事では、最新のマークの意味から、失敗しないためのチェック順序まで、わかりやすくお伝えしていきますね。
これでもう、大切なお洋服を傷める心配がなくなりますよ。
一緒に少しずつ確認していきましょう。
基本の5つのマークと見る順番を知るだけで、お洗濯はグッと簡単になります
お洋服のタグには、なんだか見慣れないマークがたくさん並んでいますよね。
実は、洗濯表示(洗濯絵表示)というのは、お洋服の洗い方や干し方、アイロンのかけ方などを教えてくれる「衣類の取扱説明書」のようなものなんです。
たくさんあるように見えますが、実はベースとなる形はたったの5つしかありません。
この5つの基本記号の意味と、見る順番のコツさえつかんでしまえば、毎日の家事が驚くほどスムーズになりますよ。
「これはお家で洗えるのかな?」「乾燥機に入れても大丈夫?」といった日々のちょっとした疑問も、すぐに解決できるようになります。
まずは肩の力を抜いて、基本の形から見ていきましょう。
なぜすべてのマークを覚えなくても大丈夫なの?
「マークの種類が多くて覚えられない!」と不安になるお気持ち、よくわかります。
でも、安心してくださいね。
先ほどお伝えした通り、基本となる形と少しのルールを組み合わせているだけなんです。
洗濯表示の正体は「5つの基本記号」の組み合わせ
洗濯表示は、次の5つの形をベースに作られていると言われています。
これらを見るだけで、どんなお手入れの方法を示しているのかが直感的にわかるようになっているんですね。
ぜひ、お洋服のタグを思い浮かべながら確認してみてください。
- たらいのマーク:家庭での洗濯の仕方(手洗いや洗濯機が使えるかなど)
- 三角のマーク:漂白剤が使えるかどうか
- 四角のマーク:乾燥の仕方(自然乾燥や乾燥機など)
- アイロンのマーク:アイロンのかけ方や温度
- 丸のマーク:プロによるクリーニング(ドライやウェットなど)
いかがですか?
「たらい=お水で洗う」「アイロン=アイロンがけ」と、見たままの意味が多いので、意外とすんなりイメージできるのではないでしょうか。
この5つを知っておくだけで、タグを見たときの「わからない!」という焦りがスッと消えていくはずですよ。
線や点などの「付加記号」で強さや温度がわかります
基本の5つのマークの周りに、線や点がくっついていることがありますよね。
実はこれが、洗い方の「強さ」や「温度」を教えてくれる便利なサインなんです。
ルールはとってもシンプルですよ。
- 「―」や「|」の線:強さを表し、線が多いほど「優しく弱く洗う」という意味になります
- 「・」の点:温度の高さを表し、点が多いほど「高温でも大丈夫」という意味になります
- 「×」のバツ印:その処理は「やってはいけない(禁止)」という意味になります
例えば、アイロンのマークに点が3つあれば「高温でしっかりアイロンがけしてOK」という意味になりますし、たらいのマークの下に線が2本あれば「とっても優しく洗ってね」というお洋服からのメッセージなんですね。
数字の意味は「上限温度」に変わりました
ここで一つ、多くの方が間違えやすいポイントをお伝えしますね。
たらいのマークの中に「30」や「40」といった数字が書かれているのを見たことがありませんか?
「30℃のお湯を用意しなきゃいけないの?」と思ってしまいがちですが、実は違うんです。
この数字は「その温度で洗う」という指示ではなく、「その温度を超えないでね」という上限温度(限度表示)を示していると言われています。
つまり、「30」と書いてあれば、30℃以下の水やぬるま湯なら何℃でもOKということなんですね。
これを知っているだけで、お湯を準備する手間が省けて気持ちがラクになりませんか?
2016年と2024年の改定で、世界共通のマークになりました
「昔はこんなマークじゃなかったような…」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、日本では2016年12月にルールが大きく変わり、世界共通の規格(新JIS L 0001)に合わせる形になったとされています。
以前は「洗面器の中に手が入っているマーク」など、日本独自のわかりやすいデザインでしたが、海外ブランドのお洋服と同じマークで統一されたんですね。
さらに、2024年8月にも一部の記号が改定され、現在は合計43種類のマークが使われていると言われています。
「海外旅行で買ったお洋服も、日本のものと同じようにタグが読めるようになった」と考えると、少し便利になった気がしませんか?
よくあるお悩みから学ぶ!洗濯表示の具体的な見方と失敗を防ぐコツ
基本のルールがわかってきたところで、実際の生活でよくあるお悩みや、失敗しやすいポイントを具体的に見ていきましょう。
これを知っておくと、大切なニットが縮んでしまったり、お気に入りのお洋服が色落ちしたりする悲しいトラブルを防ぐことができますよ。
具体例1:乾燥機の「四角と丸」マークで縮みトラブルを防ごう
「うっかり乾燥機に入れてしまって、お洋服が子供サイズに縮んでしまった…」
こんな経験、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。
乾燥機(タンブル乾燥)が使えるかどうかは、「四角の中に丸」が描かれたマークで確認できます。
このマークに「×」がついている場合は、絶対に乾燥機に入れないでくださいね。
もし迷ったときは、「デリケートなお洋服は乾燥機を避けて、優しく陰干しする」というルールをご自身の中で作っておくと安心かもしれませんね。
具体例2:漂白剤の「三角」マークは、酸素系と塩素系の違いがカギ
食べこぼしのシミなどを落としたいとき、漂白剤を使いたくなりますよね。
漂白の可否は「三角」のマークで見分けます。
ここで気をつけたいのが、漂白剤には「塩素系」と「酸素系」の2種類があるということです。
三角に斜めの線が入っているマークは、「酸素系漂白剤は使えるけれど、塩素系はNG」という意味とされています。
これを間違えて塩素系を使ってしまうと、お洋服の色がすっかり抜けてしまうことがあるんです。
「漂白剤=全部同じ」ではないので、ボトルに書かれている種類もあわせてチェックしてみてくださいね。
具体例3:クリーニングの「丸」マーク、ドライとウェットの違いって?
お家では洗えそうにないコートやスーツは、クリーニング屋さんに持っていきますよね。
クリーニングの表示は「丸」のマークですが、中に「P」や「F」と書かれていればドライクリーニング、「W」と書かれていればウェットクリーニングができるという意味になります。
「ドライクリーニングNGでも、ウェットクリーニングならOK」というお洋服もあるんですね。
もしご自身で判断するのが難しい場合は、そのままプロのクリーニング屋さんにタグを見せて相談するのが一番確実で安心ですよ。
迷ったときのおすすめ確認手順をおさらいしましょう
ここまで色々なマークを見てきましたが、実際に洗濯機を回す前に、どの順番でタグをチェックすればいいか迷ってしまいますよね。
元アパレル店長さんなどがおすすめしている、とても実用的な「見る順番」があると言われています。
この順番を固定するだけで、お洗濯の負担がグッと軽くなりますよ。
- 1番目:たらい(そもそもお家で洗える?温度は?優しく洗う?)
- 2番目:四角(乾燥機に入れてもいい?陰干しするべき?)
- 3番目:三角(シミを抜くために漂白剤は使える?)
- 4番目:アイロン(シワを伸ばすときの温度は?)
- 5番目:丸(お家で洗えないならクリーニングに出せる?)
まずは一番左上にあることが多い「たらいのマーク」を見て、お家で洗えるかどうかを判断するのがポイントです。
もし迷ったり不安になったりしたときは、「ネットに入れて、一番優しい水流コースで洗い、乾燥機は使わない」という方法を選べば、大きな失敗を防ぎやすいかもしれませんね。
タグはお洋服の取扱説明書。切らずに大切に保管してくださいね
お洋服を着たときに「首元のタグがチクチクして気になるから切っちゃおう」と思うこともありますよね。
でも、少しだけ待ってください。
実はこのタグは「品質表示ラベル」とも呼ばれ、法律(家庭用品品質表示法)によって、素材やマーク、製造者名などを記載することが義務付けられている大切なものなんです。
もし切ってしまうと、いざクリーニングに出そうとしたときに、お店の方もどう扱っていいかわからず、断られてしまうこともあるかもしれません。
お洋服を長く大切に着るための、大切なパスポートのような存在なんですね。
もしどうしても気になるときは、切ったタグをお洋服と一緒に保管しておくなど、少しだけ工夫してみてくださいね。
正しいマークの見方を知って、これからもお気に入りのお洋服と一緒に、素敵な毎日を過ごしていきましょうね。